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ウルグスクでの日々 (サラ・コダマ SS保存棚1)

いつでも傍に

134 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/04/20 02:57 ID:???
女「まったくなんてイヤラシイのかしら!」
サ 「あたし、ちょっと触っただけだもん」
女「本当は盗ろうと思ったんでしょう?だから親の無い子は!!」
サ 「盗ろうとなんてしてない!!」
ベ「サラ、どうした?」
女「このコがうちの子のぬいぐるみを盗ろうとしたのよ!!」
サ 「あたし・・・盗ろうとなんてしてない」
ベ「サラが盗ろうとしたなんて証拠があるのかよ!!」
女「まあっいやだ!!怖い目つき!こんな子供達がドームに溢れてるなんて恐ろしくてたまらないわ。
  行政は何をしてるのかしら!あなたもこんな子達とつき合っちゃ駄目よ!行きましょうッ」
ベ「なんだよ!!濡れ衣着せておいて!!」
サ 「あたし、あの子がぬいぐるみ見せてくれるって言うからちょっと触っただけだもん」
ベ「わかってるよ、サラ」

135 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/04/20 02:57 ID:???
ガ「で、仕事か?」
ベ「ああ」
ガ「サラはぬいぐるみが欲しかったのか?」
ベ「多分、サラが羨ましかったのは母ちゃんの方だ。あんな女でもさ。
  でも、オレはそんなのあげられない。けど、ぬいぐるみならあげられっからよ」
ガ「そうか。じゃあがんばれ。それと・・・半分俺が出してやるよ」
ベ「ガウリさん・・・」
ガ「俺もサラに何かしてやりたいからな」
ベ「ガウリさんなら、父ちゃんになれるじゃん」
ガ「おいおい。俺はまだそんな年じゃないぞ?だったら、お前だって兄貴になれるだろ」
ベ「兄貴になんてなりたくねーなぁ。もっと違うのがいいや」
ガ「じゃあ、なにがいいんだ?」
ベ「そうだなぁ・・・」

136 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/04/20 02:58 ID:???
ベ「サラ、ほら!!」
サ 「ベロー?大きなぬいぐるみ・・・どうしたの?」
ベ「オレとガウリさんからのプレゼントだよ」
サ 「え?でも・・・」
ベ「オレがいっつもそばにいてやれればいいんだけどよ、そうもいかねーから。
  そん時はこいつにサラを頼むんだ」
サ 「ベロー・・・」
ベ「オニワバン、サラを頼むぞ?」
サ 「オニワバン?」
ベ「ガウリさんが教えてくれたんだ。ヤーパンのニンジャなんだってさ。
  サラがいじめられてないか、寂しくないか。こいつが見張っててくれるんだぞ?
  寒い時はあったかい毛布代わりにもなる」
サ 「ベロー、ありがとう!!大好き!!」
ベ「お、おい。苦しいっ」
サ 「大事にする!!今日からあたしの家族よ!すっごく大事にするわ!」
ベ「そうだ。もう一人ぼっちじゃないぞ?」
サ 「うん!!」
ベ「泣くなよ」
サ 「嬉しいんだもん・・・」
ベ「ま、でも。オニワバンだけじゃなくて、オレがいるのも忘れんな!!」
サ 「もちろんよ!!」

137 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/04/20 02:59 ID:???
ゲ「そっか。そういうぬいぐるみだったんだ・・・」
ベ「ああ。もうずい分前の話だけどな」
ゲ「うん・・・」
ベ「でもよ、もうオニワバンもお役ご免って感じかな?」
ゲ「え?」
ベ「サラにはお前が居る。お前なら本当の家族になってやれる」
ゲ「ベロー・・・」
ベ「サラを頼むぜ?サラがいじめられないか。寂しくないか。辛くないか。
  いつも見張っててやってくれ。それで守ってやれよ。
  寒い思いもさせんな・・・」
ゲ「・・・ごめん」
ベ「あやまんなよ。なんであやまる必要があるんだよ」
ゲ「だって・・・」
ベ「でもよ!お前がサラをいじめたら、オレとオニワバンがただじゃ置かないからな!!」
ゲ「わかってる、ベロー。任せておいてよ」
ベ「ああっ、チクショウ〜!! おい、飲めよ!!今日はオレの酒を断るのは許さねー!!」
ゲ「とことんつき合うよ、ベロー」


 【児玉組】サラ・コダマ萌え4【エイエイオー!】 ログファイル >>134
 http://ex3.2ch.net/test/read.cgi/shar/1050331741/


参観日

906 :通常の名無しさんの3倍 :03/04/11 23:02 ID:???
サラ・コダマ中学三年生
最後の参観日

生徒A「おまえんちの母さんて、美人だな〜」
生徒B「げっ!お袋の奴、なんてケバイ格好してきてんだよ!」
わいわい がやがや
サラ「(…こんなのいつものことだわ。慣れっこじゃないの)」
ガラガラ
サラ「あ、ガウリ隊長!?」


サラ「隊長、どうして今日のこと…?」
ガウリ「ああ、ベロ…あ、いや忍びたるものこのくらいわからないとな」
サラ「ふふ、背広なんて持ってたんですね。よくお似合いですよ。」
ガウリ「そうだろう。ん、どうした気分でも悪いのか?」
サラ「う、ううん。あはははは!(隊長、ベロー。本当に嬉しいよ…)」


―この時はまだ、
ベローが同級生になるなんて
アデットが先生になるなんて
ゲイナーとシンシアが隣に居るなんて露ほども思わなかったのよね。
まして、高校にも参観日があるなんて。

ゲイナー「いきなり参観日って何を考えてるのさ!アデット先生!」
アデット「いいアイデアだろ?シンシアにも体験させてやりたいと思ってね。」
ゲイナー「あ、そうだったんですか。すみません、てっきりその場の思い付きかと…」
シンシア「まったく(本当に思い付きの癖に人をだしに使ってくれちゃってさ。まあいいけどね。)」


 【愛してるよ】サラ・コダマ萌え3【愛してるから】 ログファイル >>906
 http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1047747366/


ライバル

925 :906さんに触発されて、過去を捏造 :03/04/13 01:11 ID:???
センセイ「ベロー・コリッシュはどうした?」
セイト「早退しましたぁ」
センセイ「またかっ このままじゃ留年するぞ」

ベ「サラ、昼飯にしよう」
サ 「・・・なんでここにいるのよ」
ベ「いいじゃねーか ほら、こっち」
サ 「ベロー、あなたは高校に進学したんでしょう?」
ベ「でもよぉ、サラがいじめられてるんじゃないかと思うと心配でさ」
サ 「いいから!ちゃんと勉強しなさい」
ベ「昼飯食ったら戻るからさ ほら」
サ 「まったく」

   数年後
ベ「やったよ、サラ!!とうとう一緒のクラスだ!!」
サ 「・・・とうとう一緒のクラスになっちゃったわよ」
ベ「これでサラと俺は同級生だな!!」
サ 「なにを喜んでるのよ。呆れるわね」
ベ「ほら、サラ。代表で挨拶があるんだろ?」
サ 「ええ。行って来るわ」
ゲ「サラ・コダマさん・・・ステキだ」

926 :906さんに触発されて、過去を捏造 :03/04/13 01:11 ID:???
ゲ(今日は、サラさんの隣の席だ!!やったぞ!!)
ベ「サラ、おはよう!!」
サ 「遅かったのね」
ベ「ああ、ちょっと寝坊しちゃってさ」
サ 「もうすぐ授業始まるわよ。席につきなさい」
ベ「ああ・・・あ、お前」
ゲ「え、僕?」
ベ「そう、お前。ちょっと席変わってくんない?」
ゲ「え、なんでです?嫌ですよ!」
ベ「そういわずにさ。いっぱい席空いてるじゃないかよ。ほら」
ゲ「なんでですかっ!」
サ 「ベロー、いい加減にしなさい!!
  ごめんね。えっと、ゲイナー・サンガくん?」
ゲ「あ、いや・・・いいんだ・・・」
サ 「ほら、ベローこそ空いてる席につきなさい」
ベ「えーっ!・・・お前、覚えてろよ?」
サ 「ベロー!!・・・気にすること無いわよ?あたしが見張ってるから」
ゲ「う、うん・・・」
 (サラさんが僕の名前を呼んでくれた!!その上心配してくれてる。
  なんていいコなんだ!・・・それにしてもベロー・コリッシュ。
  いっつもサラさんにまとわりついて。邪魔なヤツ!!)

ベ(なんだよ、あいつ!赤くなってるぜ。あいつもサラに気があんのか?
  ま、サラがあんな冴えないヤツ相手にするはずないもんな♪)


 【愛してるよ】サラ・コダマ萌え3【愛してるから】 ログファイル >>925
 http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1047747366/


お兄ちゃん

654 :通常の名無しさんの3倍 :03/04/02 23:04 ID:???
ベ「熱、出したんだって?」
サ「ん・・・」
ベ「食い物持ってきたんだ、これ食べてさ」
サ「ありがと・・・」
ベ「どうした?」
サ「なんでもないわ・・・」
ベ「サラ・・・?泣いてるのか?」
サ「・・・ううん」
ベ「・・・何かあった?」
サ「ない」
ベ「サラ、こう言う時には強がらなくっていいんだぞ?」
サ「なんでもない。ただ、ちょっと」
ベ「怖くなったのか?」
サ「ん・・・」
ベ「そっか」
サ「真っ暗で、寒くって、体は動かなくって。誰もいないの」
ベ「うん」
サ「なにかに押しつぶされるような感じがして」
ベ「サラ 今日またエクソダスの噂を聞いたんだ。ちゃんと作戦は進んでる
 ヤーパンの空はサラを押しつぶしたりしない」
サ「ん」
ベ「その空の下で、サラは食べ物を育てるんだろ?
  世界中の人に新鮮な食べ物を食べてもらうんだろ?」
サ「うん」
ベ「病気になると、弱気になるよな」
サ「ごめんね」
ベ「謝まんなって。大丈夫。怖くないように着いててやるって」
サ「ありがとう、ベロー くすぐったいわ」
ベ「良い子良い子。よく眠れよ」
サ「うん。 なんだか安心する・・・お兄ちゃんがいたらこんな感じかな?」
ベ「お兄ちゃんかよ・・・(でも、ま、今はそれでもいいか)」


 【愛してるよ】サラ・コダマ萌え3【愛してるから】 ログファイル >>654
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いつかあなたも

202 名前:アーリー・デイズ+? :03/08/18 06:01 ID:???
  ヤーパンのエクソダス、開始より数ヶ月前

ベロー「サラぁ・・・どうして俺を置き去りにして、行っちまったんだよぉ」
コナ「なぁに言ってんのさ。
 学校行事で隣のドームポリス見学に行くのに、自分で病欠届を出したんでしょうが。
 エリザベスに、偽物の診断書までこさえさせて」
ベ「サラだってさぁ、大っ嫌いなシベ鉄に乗って出かける校外学習なんて、
 サボるつもりでいるもんだとばっかり思ってたのに・・・。
 にっこり笑って『一緒に行けないなんて残念ね』なんて、ムゴいじゃねえか」
ナン「あたしには、あの娘、前っから楽しみにしてたふうに見えたけど〜」
トゥン「だよなあ。
 クラスメートのみんなと遠出ができるって、はしゃいでたもんなあ」
ベ「んなもん、エクソダス主義者だってばれないための、ポーズだと思ってたんだよ」
コ「このドックを経営してるガッハ様は、五賢人だよ。
 そこで働いてるあたしら相手に、なんだって、そんな演技をするってんだい?」
ベ「そりゃあ・・・敵を騙すには、まず味方からっつうだろ」
コ「敵も味方もあるもんか。あんたが、一人で勝手に騙されただけじゃないか」

203 名前:アーリー・デイズ+? :03/08/18 06:02 ID:???
ゲ「ゲームセンター・・・なんて、学校で配る地図に載ってっこないよな」
サ「ね。ええっと、ゲイナー・サンガくん。まだ、地図なんか眺めてるの?
 とっくにみんな、自由行動に行っちゃったのに」
ゲ「サ、サラ・コダマさん?
 もしかして、僕がモタモタしてたせいで、キミまで出遅れさせちゃったんですか?」
サ「気にしなくっていいわよ。
 あたし、女の子っぽい趣味がないから、他の子と同じ場所には行かないだろうし。
 貴方こそ、どっか行きたい先とかあるの? この街、初めてでしょ?」
ゲ「あんまり、初めて来たって気はしませんけどね。
 見た感じだって、ウルグスクとほとんど変わり映えがしないし」
サ「そうね。中央政府に管理されて、シベ鉄が運んできた物だけ食べさせられて。
 その街独特の雰囲気なんて、どこにもないものね」
ゲ「こんなだから、エクソダスなんかする人たちだって、出てくるのかもしれないな」
サ(ギクッ!)「ゲイナーくんは、エクソダスしてみたいの?」
ゲ「え? まさか。僕には無理ですよ。
 きっと不平不満を言いながら、一生ウルグスクで暮らすんだろうな」
サ「あ・・・そう。
 じゃ、また後でね。集合時間には遅れないようになさいよ・・・あれ?」
男の子(サラのスカートの端をつかんで)「ぐすっ・・・お母しゃん」

204 名前:アーリー・デイズ+? :03/08/18 06:03 ID:???
男の子「お母しゃん、しゃがしたの。やっと、みっけたの」
サ「お母さんって・・・あたしィ?」
ゲ「なんだい、坊や。サラさんが、キミのお母さんなはず、ないだろ」
男の子「お父しゃんってばズルい! いっつも、お母しゃんを一人占めして!」
ゲ「い? 僕がお父さん、な、ワケ?」
男の子「お母しゃんは、ボクのこと忘れちゃったの? ぐすん」
サ「あわわわ。御免なさい! お願いだから、泣かないで」
ゲ「どうします? 自警団で、迷子なんて預かってくれましたっけ?」
サ「そんな必要ないでしょ。あたしが、お母さんを探してあげるもの」
ゲ「だったら僕だって、サラさん一人に面倒を押しつけるなんて、できませんよ」
女の子の声「ああ〜っ! いたわねェ!」
  テケテケテケ・・・ステン!
ゲ「うわ、この子、顔から転んだ。ねえキミ、大丈夫かい?」
女の子「平気よ、お父さん! あたし、こんなのじゃ泣かないから!
 それより、弟! あんたが勝手に行っちゃうから、さんざん探したでしょ!」
男の子「・・・お姉しゃん、こわい」
女の子「お母さんのお尻になんて、隠れてんじゃない! って、あれえ?
 お父さんもお母さんも、こんなに若いの? なんでさ?」
サ「ってことは・・・姉弟そろって迷子なんだ。この子たち」

205 名前:アーリー・デイズ+? :03/08/18 06:04 ID:???
男の子「このおべんと、美味しくなぁい」
女の子「こら! 分けてもらってるクセして、生意気言ってんじゃない」
男の子「だってえ。お肉の味も、お野菜の味も、しないもん」
女の子「そりゃ判るけどさ。今は黙ってんの!」
ゲ「・・・この子らって、普段、どんなご馳走を食べてんだろ?」
サ「さあ? それより、お弁当食べ終わったら、どっちから探すかとか、決めましょ」
ゲ「そうですね。親の方だって、きっと、この子たちを探してる筈ですよね?
 迷子情報を検索すれば、連絡取れるかもしれない」
サ「貴方って、そういうのは得意そうね。お願いしていい?」
ゲ「もちろん! さっそく公衆端末を探してみますから、待っててください」
サ「あ、ご飯、食べ終わってからで・・・行っちゃった。なんだか、そそっかしい人」
女の子「お姉さまがたって、ウチの父さん母さんにホントそっくり。
 顔だけじゃなくて、話し方とか、しぐさとか」
サ「そう? でも、あたしみたいな女が、あんな子と合う訳ないって、それが実感」
女の子「そんなトコも、お母さんみたいです。
 『お父さんと結婚するなんて思ってもなかった』って、よく言ってますもん」
サ「ふうん・・・ああ、確かに、貴方たちみたいな子供に恵まれるんだったら、
 彼と結婚するのだって悪くないかもね」
男の子「やだ! お母しゃんは、ボクと結婚しゅりゅのぉ!」
女の子「だから、このお姉さまはお母さんじゃないって、何遍言ったら分かんのさ!」

206 名前:アーリー・デイズ+? :03/08/18 06:05 ID:???
母「ああ・・・やっぱり、ここにいたね」
サ「え?(うわ、すっごい美人)あの、どちら様、ですか?」
男の子「お母しゃん? わあ、お母しゃんだあ!」
サ「ええっ? 貴女が、この二人を産んだんですか? こんな若くって?
 だいたい、あたしとなんて、どこも似てないじゃないですか」
母「そうかな? とってもよく似てると思うけど・・・あ、失礼。
 ウチの子たちが、お世話をかけました。どっちも甘えん坊で、大変だったでしょ?」
女の子「甘えん坊なのは、こいつだけ。わたしは違うもん」
男の子「むう! お姉しゃんだって甘えてたあ」
母「姉弟喧嘩なんてしたら、メェ、でしょ。
 ああ、もう時間がない。残念だけど、これで失礼させてもらわなくっちゃ」
サ「ええっと・・・お礼だったら、ゲイナーくんにも言ってあげてください。
 彼も、すぐに戻ってきますから」
母「御免なさい、本当に時間がないの。そそっかしい亭主を、街の外で待たせてるし」
女の子「じゃあ、お父さんも来てくれてるんだね?」
母「もちろん、貴方の大好きなあの子も一緒よ。さ、みんなでお家に帰りましょうね」
サ「あ、あのぉ・・・」
母「本当に御免なさい。今の貴方に、事情は説明できないの。
 でも、いつか、全部が判る時が来るから。それまで、頑張ってね」
サ「はァ? ああ・・・行っちゃった」

207 名前:アーリー・デイズ+? :03/08/18 06:06 ID:???
帰りの列車内

女生徒A「ねえねえ、サラ。自由時間、サンガくんと二人きりで、なにしてたのよ?」
サ「なにって・・・なにが?」
女生徒B「だってさあ、あんたのスカート、妙なしわができてるじゃない」
女生徒C「彼も、なんだか夢見心地みたいだし・・・ほら」

ゲ(ほわ〜ん)

サ「そ、そうね。どうしちゃったんだろ?
 (あたしが『あんな子が育つなら、ゲイナーくんの子供を産んでみようか』なんて、
 言っちゃったせい?)」
A「ま、あのボンクラが、サラに手出しできっこないけど」
B「けどさあ、こんなことをベローが知ったら、修羅場だよ、きっと」
サ「はァ? あたしがゲイナーくんの子供を産むのが、なんでベローと関係あんの?」
A&B&C『子供を産む!?』
サ「例えば! 例えばの話よ。万が一そうなっても、ベローとは関係ないでしょ?」
C「・・・ベローくん、可哀想に」


 【お前達の命】サラ・コダマ萌え5【盗みうける!】 ログファイル >>202
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憧れのサラ・コダマさん

303 名前:憧れのサラ・コダマさん :03/05/06 01:09 ID:???
S「ゲイナー君・・・」
G「ん・・・」
S「起きて、ゲイナー・サンガ君。風邪引くわ」
G「ん・・・え・・・?」
S「おはよう、ゲイナー君。と言っても、もうおはようには遅い時間ね」
G「サラ・・・コダマさん?」
S「よく寝てたわね。ほっぺのところ跡がついてる」
G「え?あれ、みんなは?」
S「ママドゥ先生は急用で自習。なのでサッカーやバスケをやっているわ」
G「あ、そ、そうなんだ・・・僕、いや、俺・・・」
S「点呼を取ったらあなたがいなかったの。だから戻ってみたら・・・」
G「寝てたんだ・・・ごめん」
S「あなた、寝不足してるのね?」
G「あ、うん」
S「あたしが口出しすることじゃないと思うけど、ちゃんと寝た方がいいわ」
G「そうだよね、うん」
S「うるさいこと言う奴だって思うだろうけど、寝不足は本当に体に悪いのよ。
 体調を崩す元よ?風邪だって引きやすくなるし」
G「うるさいだなんて・・・」
S「クラスメイトとして忠告させて貰うわ。あなたいつもぼーっとしてるし」
G(クラスメイト・・・か・・・)

304 名前:憧れのサラ・コダマさん :03/05/06 01:10 ID:???
S「顔色悪いわね。朝ご飯ちゃんと食べた?」
G「いや・・・時間無くて」
S「どうりで。お腹すかないの?何か食べたら?」
G「う、いや・・・今日は弁当も忘れちゃって」
S「まったく・・・」
G「サラさん、あの、僕・・・(呆れたろうな、僕のこと)」
S「はい」
G「え?なに?」
S「サンドイッチ。食べなさい」
G「あ、でも・・・」
S「あんまり美味しくないかもしれないけど、あたしの手作り」
G「え、そんなまずいなんてこと、ないよ!!絶対!!」
S「ふふっ 食べてから言ってね」
G「あの、でも、これじゃ君のご飯」
S「大丈夫。まだあるの」
G「え、あの」
S「寝ることも大切だけど、食べることも大切よ?食べられる時にきちんと
 食べる。生きていく為の基本よ。ね?」
G「あ、ありがとう」
S「どうぞ。お水持ってきてあげるわ」
G「え、そんな・・・」
S「しっかり食べなさい!」
G「はい・・・いただきます」

305 名前:憧れのサラ・コダマさん :03/05/06 01:11 ID:???
G(わ、スモークサーモンのと、こっちはコーンビーフ。
 どっちもちゃんと味付けや工夫がしてある。野菜もちゃんと入ってるし
 サラさんらしいや)
S「どう?」
G「あ、うん。すっごく美味しいよ!!」
S「ありがと。はい、お水」
G「ありがとう、あの、色々と・・・」
S「いいのよ」
G「あっ!(考えてみたら、教室にふたりっきりだ!どうしよ)あのっ」
S「え?」
G「いや、あの・・・」
S「見てると食べづらい?」
G「全然そんなことないよっ ひとりよりずっと楽しいしッ」
S「そう?あたしもね、ひとりでご飯食べるより、
 誰かと一緒の方が美味しいなって思うわ」
G「そうだよね。うん、僕もだ(その誰かがサラさんなら特に!!)」
S「食べることも、寝ることも、そして楽しむことも。本当に大切よ。
 せっかく生きているんだから、もっと大切にしなくちゃ」
G「え・・・そうだね」
S「そうよ」
G(本当に綺麗だな、サラさん。こんな風に時々遠くを見つめるみたいにするけど、
 こんな時は、特に綺麗だ。あの凛とした瞳で、僕も、僕だけを見つめてくれないかな・・・なんて)

306 名前:憧れのサラ・コダマさん :03/05/06 01:12 ID:???
G「あの、ごちそうさま。ホント、美味しかった、です」
S「いいえ。美味しいって言ってもらえてよかったわ」
G「うんっ本当ッ!!今までで一番美味しいサンドイッチかも!!」
S「大袈裟ね。でも、ありがと。さて、と・・・ベロー1人じゃそろそろ抑えが聞かなくなる頃ね」
G「あ、僕も」
S「あなたは休んでなさい」
G「え?」
S「食べてすぐ動くとお腹痛くなるわよ。それに寝不足なんでしょ?」
G「え、でも」
S「特別よ。ゆっくり休んでなさい。でも、これからはこんなことの無いようにね」
G「あ、ありがと」
S「寝ても良いけど、温かくしてなさい?」
G「うん」
S「残念だけど、こっちは供えが無いの。体育着でも羽織るとかしてね」
G「あ、ありがとう。そうするよ」
S「じゃあね。・・・ねぇ、お節介な女だと思ったでしょ?」
G「そ、そんなことないよ!!」
S「つい癖なの。悪気はないのよ」
G「もちろんだよ。そんなお節介だなんて」
S「それじゃ、行くわ」
G「気をつけて」
S「ふふっ ちゃんと休んでなさい」
G「うん。ありがと(本当に、ありがとう!!)」

307 名前:憧れのサラ・コダマさん :03/05/06 01:13 ID:???
S「ゲイナー、寝てるの?」
G「ン・・・いや、起きてるよ」
S「そう?もうすぐご飯になるわよ?」
G「うん。わかった」
S「そのまま寝ないでね?」
G「うん」
(あの頃の僕には想像も出来ないだろうな。
 こうして、サラと一緒にこんな風に暮らしてるなんて。
 サラはもう覚えてないだろうけど。僕は今でもあのサンドイッチの味
 しっかり覚えてるよ。サンドイッチを包んでた紙ナプキン。
 まだ机の引き出しにあるんだ)

G「ねえ、サラ。今度お弁当持ってピクニックに行こうか?」
S「本当?」
G「うん。桜は終っちゃったけど、また色んな花が咲いてるし」
S「いいわねぇ!!張り切ってお弁当作るわ」
G「サンドイッチがいいな」
S「サンドイッチ?それもいいわね。たっぷり用意するわ。おむすびも、おかずも」
G「いいね」
S「そうだ・・・サンドイッチの具はね。スモークサーモンのとね、
 あとコーンビーフとコーンの混ぜたのと。野菜たっぷりでどう?」
G「うん。いいね。大好きだよ」
S「ふふっ・・・」
G「なに?」
S「なんでもない」
G「そう?気になるよ」
S「日向ぼっこしながら、お昼寝も良いわね。ひざ掛け持っていこうかしら」
G「いいね。膝枕してくれる?」
S「いいわよ!なんだか今から楽しみね」
G「うん、楽しみだよ。せっかくなんだからいっぱい楽しまなくちゃ、ね?」
S「そう!!大切なことよ」
G「うん、そうだね、サラ。本当に・・・」


 【児玉組】サラ・コダマ萌え4【エイエイオー!】 ログファイル >>303
 http://ex3.2ch.net/test/read.cgi/shar/1050331741/


体育を休む女の子

418 名前:413タソヘ 少し弄ってみた :03/09/13 00:13 ID:???
今日の体育はバスケ 隣のコートは女子テニス
そしてまたサラさんはコートの外 体育を休むサラさん
(ベローの奴の話じゃ、昨日も自警団の仕事で夜遅かったみたいだ)

膝を胸に抱えて 体育座りで
つまらなそうにしている
男子の方など 全然見てない

遠く遥か向こう ずっと見つめてる
君は何を探してるの?
空の彼方に 何を見ているの?
またシュートが外れた

(サラさん!!)時々こっちを見てる
なんだかすごく嬉しくて 燃える!
自分を見ている気がするのは 友達(や、ベロー)も同じだった

419 名前:413タソヘ 少し弄ってみた :03/09/13 00:15 ID:???
ドリブルが冴え渡る(カットインで)
軽くレイアップシュート
(やったよ、サラ・コダマさん!!!!)決まった!
振り返る 
君はもう見てない・・・

遠く遥か向こう ずっと見つめてる
君は何を探してるの?
空の彼方に 何を見つけたの?
またシュートが外れた

隣が先に終った 男子はまだ
女子達が見に来た
男子を冷やかす サラさんは見に来てない・・・

遠く遥か向こう ずっと見つめながら
君は校舎へ帰っていく
みんなの笑い声 (サラさん…)君がいないグラウンドで
またシュートを外した


 【お前達の命】サラ・コダマ萌え5【盗みうける!】 ログファイル >>418
 http://ex3.2ch.net/test/read.cgi/shar/1058979184/


幸福と不幸

957 :ベロー好き :03/04/14 04:23 ID:???
「では、これで今日の授業を終わりにする。今日は土曜だから、昼食は各自で調達するように」
「起立!礼!」
ありがとうございましたー、と礼をするやいなや、ベローはサラの元へと飛んでいった。
「サラ!昼飯食いに行こうぜ!」
ここ数週間、ベローはご機嫌であった。あの邪魔なゲイナーは葬式以来学校に姿を見せず、
給料が上がったこともあって毎週土曜日はサラと昼食をともに出来るからだ。
(このまま恒例行事になってくれりゃ、あいつにも随分差をつけられるってもんだ!)
 両親が殺されたというのは確かに気の毒だが、ゲイナーの不幸がベローの幸福に直結する現状を鑑みれば、
彼の目尻が下がるのも無理からぬことである。
 別にゲイナーがベローの昼食の誘いを邪魔するというわけではなかったが、競争相手がいないという
心理的な余裕はベローの心を弾ませ、そのことがここ最近の好調の一因である以上、ゲイナーにはこのまま
永遠に引きこもっていただくことを願わずにはいられなかった。
しかし・・・
「ごめん、今日は駄目なの」
「え?・・・何か、用事でもあんの?」
「うん。ママドゥ先生に頼まれて、ゲイナー君の家にプリントとパンを届けてって」
「え!!??」
「ついでに様子も見てきてくれって言われてるの。ほら、普段あたしが一番よく話してるから」
(な・な・な・なんだってえぇーーー!!!???)
 最悪の事態だった。


 【愛してるよ】サラ・コダマ萌え3【愛してるから】 ログファイル >>957
 http://comic.2ch.net/test/read.cgi/shar/1047747366/




管理人: KSS (キンゲ三流ネタ職人)

キングゲイナー2chきゃらスレ観察小屋 > SS保存室 > サラ・コダマ SS保存棚1